人には向き不向きというのがありまして。
僕自身、【やりたいこと】と【できること】が上手く噛み合わなくて、
向いてないのかなーと思うことは多くありました。
上手にはできないけど、やりたいからやるか、とか
これで食べていきたいけど、そこまでは稼げないんだよな、とか。
まあ、これくらいはまだいい方です。
自分で選べるから。
でも、環境みたいな「自分で選べないもの」に不向きだとキツいです。
寒さが苦手なのに北極に生まれちゃったとか。
その状況でどうにか工夫して頑張る、というのも1つではあるし、
多くの人はそうやって生きているのだと思います。
(自分も花粉症持ちでアスファルトだらけの都会に住んでたし)
ただ限度ってのがあります。
魚に産まれたのに「空を飛びたい」と言っても、
それは宿命と運命をごっちゃにしています。
で、最近よく見る気がするんだコレ。
そのせいでしょうか、
「自分のトリセツ(取扱説明書)を作ろう」という話しを、
複数の人から伺いました。
トリセツ。
しかも「自分の」です。
要するに、
・自分はどんなものに心が動くか
・どんな時に機嫌が良くなるか
・どんなことをやりたくないか
・どんな音楽を聴くとテンションが上がるか
・どんな状況で緊張してしまうか
などなど、文字通り「自分という人間を取り扱うときの注意」を
書きだしていくもの、です。
作り方は簡単で、
ペンとノートを持ちあるいて(もちろんスマホでもOK)、
気分・感情が動いたらすかさず取り出し、
・その時に起きたこと、やったこと、されたこと、インプットされた情報
・その結果どんな気分になったか
をメモしておくだけ。
これが集まっていくと、自分のトリセツの完成です。
トリセツがあると客観的に見やすくなるので、
凹んでるときはイヤなこと避けようとか、
調子悪いからテンション上がることやろうとか、
対応がしやすくなるんですよね。
で。
これって、小学校〜中学校で作るのが理想な気がしています。
自分の得意科目、好きな科目、苦手な科目。
そんなのが分かっていくと、
自分が何に向いているのか、いないのかが、
自分自身でちょっとずつ見えてくると考えます。
でもまぁ、やらないですよね。そんなことに気づいてないし。
だから、今からでもおそくないので、
やってみるのがいいんじゃないかなー、と思います。
好きなことはほっといてもやるので、
苦手なこと、テンションが下がることを避ける、という意味で
現代社会を生きる武器になるのではと思うのです。