沖縄生活 · 野良作家

大人になって気づいたこと

小中高、部活が嫌いで。

帰宅部は許されてなかったので、
用意された部のどれかに
必ず所属しないといけなかったんですよね。

どの部も特に興味はなくて、
最悪まぁこれならやっても嫌じゃないか、
というのを選んでた記憶があります。

で、なんとなーく放課後に部活に行って、
時間が過ぎるのを耐えてた、みたいな子どもでした。

これがですね、ふと思ったんですよ。

やってみたら面白いことってあるもので、
中学で卓球部に入ったらけっこう楽しくて。
顧問の坂口先生という方がいい人で、
こちらをちゃんと「一人の人間」として
扱ってくれたのを覚えています。

卓球ってスポーツ、無理にでも部活に入らなかったら、
ぜったい出会うことがなかったんですよね。

やってみて死ぬほど嫌なら止めれば良いよ、
くらいの軽さで
未知のモノに触れる機会だったのでは、
と思ったのでした。

たぶん、そういう言われ方をしていたら、
部活の選び方も変わったんだろうなと思うのです。

つたえかた、だいじ。

それでですね、これって
進路の選び方も似てて。
進学か就職か、
大学か専門学校か、
学科はどれか、
みたいなのも、
「ここにあるものから選ばなきゃ」
と迫られたら、
その中で一番マシっぽいのを選ぶと思うんです。

しかも、まだ知識も経験も足りない中で、
ほんとにそれが好きかどうかも分からないけど、
「今のところマシなんじゃない?」という選択肢を。

やってみてダメならやめればいいんですけど、
いきなり仕事を辞めると生活できなくなるので、
その前段階でいっぱい試せればいいなと思います。

できれば、道を絞っちゃう前がいい。

専門学校って「専門」だから、
かなり選択肢が狭まるんですよね。

だから学科・専攻は慎重に選んでほしいし、
選ぶ前にちょっとお試しでできたらいい。

できたら1〜2ヶ月くらい授業なり実践なりしてみて、
自分にとってどうか、というのを確認する。

だって、入ってから初めてやってみて、
なんか違う!ってなってもちょっと遅いんですから。

で、ここで必要なのはきっと「外圧」で、
その程度を調整するのは大人の役目かなと思っています。

難しいけどね!