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目に見えないたくさんのひとつ

先日、ひと仕事を終えて、国際通りの裏手を歩いていました。
コンビニの前に喫煙スペースがあるので、そこで休憩したんですよね。

国際通りは人が多くなったし、すっかり避けるようになりました。
たまに歩くと楽しかったりはするんですが。

で、タバコを吸ってたところ、
火を貸してくれませんかと声をかけられたんですよね。
ああ、と思ったところで、はたと手が止まり。

僕が使ってるの、電子タバコなんですよ。
電子タバコって、本体にタバコを差し込んでボタンを押すと
中でタバコが熱せられる作りです。
つまり、ライターはいらないのです。

すみません、持ってなくて、と伝えてそれで終わりでした、が。
こういうことになるんだな、というのが興味深かったです。

つまり──

タバコ=ライターやマッチで火をつける、
が当たり前だった頃は、火の貸し借りができたわけです。
一本いただけますか、みたいなことも。

で、旅先だとそこでちょっと会話があったりして。

電子タバコって、それができなくなったんだなぁ、と。

タールがない(少ない?)とか、
匂いが少なめとか、
火事になりにくいとか、
デバイス自体が楽しいとか、
メリットはたくさんあるんです。

ただこれ、「機能」をどこに見るかで
変わってくるな、と思います。

タバコを消費物として、便利にたくさん使ってもらうか。
それとも嗜好品として、量も含めて嗜んでね、とするか。

電子化しちゃうと、
嗜好品としての価値が弱まるのかもなぁ、なんて思いました。

コミュニケーションの道具、という視点では
電子タバコは劣化してるのかもしれません。
もしくは変化。

こういうこと、いろんなジャンルで起きてるんでしょう。

そういう視点で物事を見ていくと、
また違った知見が手に入りそうで楽しいです。