徹夜しても効率はよくない、と言われます。
翌日眠くて仕事にならないことが多いですし(30歳、40歳と重ねるに従って、その傾向は強くなっているのを実感します……)
で、「ヒトが1日にできる判断の数には上限がある」という話もよく聞きます。
忙しい人は、朝着る服で悩むのも無駄と判断して、同じ服か持ってないとかのアレです。
これも実感するようになってきまして。
その日の仕事のうち、決める/判断することが多い仕事をすると、そのあとぼーっとなりやすいなぁ、って思ったんです。
これ、少し休んでもダメで、翌日にならないと戻りません。
一方、ひたすら下書きするとか、数をこなさないといけない等の判断が少ない作業は、身体は疲れるけどなんとか続けられます。
(もちろんそれも限度があるので、判断が多い作業よりはマシ、という程度だと思っています)
これ、文章を書くときも同じだなぁって思ったんですよね。
シナリオとかプロットを書くって、書き方によりますが判断することが滅茶苦茶多いです。
一日に書ける量と一日に判断できる数って当然、関連があるなぁって。
キーを打つだけなら、入力速度の限界まで書けるはずですが、そんなことはなくて、どこかで「書けない」になります。
よくハマるんですが、「このシーンの冒頭でどんな描写しようか」とか「このキャラはこの場面でこんなこと言わない。ならなんて言わせる?」とか、書きながら判断すると進みが遅くなります。
だから、まず細かいこと気にせずにプロットに沿って一気に最後まで書いて、そのあと直すのは理にかなっているなぁと今更気づいたのでした。
プロットに沿って書くだけなら、考えることはあるとはいえ、判断の階数は減ります。その分、書くことに集中できると。
で、推敲は判断しまくるので、別の日にやる方が効率が良いです。
書くことと直すことを同時にやるとほんと、進まなくなりますよね。
(分かっているのに、ついやってしまいがちです自分)
ですので改めて。
判断の残り回数を気にしながら、作業を振り分けようと思ったのでした。