ニュース見てたら、この国で言うテレワークは「自宅勤務でない」ことにびっくりした今日。
サテライトオフィス勤務すること、をテレワークと呼んでいるように見えて(読めて)、不思議な気分になっております。
それって出社してるとの変わらなくない?
沖縄みたいな地方都市の場合、沖縄に拠点があればいいけれどそれはもう普通の「出社」なわけで。拠点がなかったらテレワークできないのか……?
オフィスは東京にあって、そことネットワーク接続なりして場所を問わずに仕事するのがテレワークなんじゃないかなー、とおもいます。
想像するに、こうなってるのは
①勤怠してるのが確認できないので管理できない
②自宅に機材だの資料置いたら情報漏洩が心配
あたりかなーとおもいます。
沖縄に来る時に、会社に「リモートじゃダメか?」と相談して、帰ってきた返事が上の2個でしたし。とくに①。
業務は裁量労働なので、進んでさえいれば問題ないわけですが……身体壊したりしたときに責任取れないのが困る、というような話だった気がします。
まぁ確かに。
でも、それはオフィスにいても同じだったんで、運用とか契約でクリアできる問題ではないかなと今も思ってます。
で、これは「正社員として自宅勤務する」場合で、今リモートワークの主な待遇としては業務委託契約になるかなと思います。自分がそうです。
この場合、SlackなりChatworkなりがやりとりのメインになってくるわけですが、2年ほど使ってきて気づいたことがあります。
・チャットツールでもめ事は解決しない
ということ。
〆切とか議事録とか、「事実」や「決まったこと」をチャットで書くのは意味があると思います。誤解もすくないですし、解釈の余地もない。
ですが「議論」をチャット上でするのは、うまくいった記憶が無いです。
ブレストなら何とかなることもありましたが、いまいちです。
この違いは何か、というと、
感情の入ったやりとりは、(文字での)チャットには向かない
ということかなと。
あと、細かいニュアンスも文字では伝わりにくいですし、解釈が必要な文章だったりするとトラブルの元です。人によって解釈が違いますから。
文字だと「まあこういうことなんだろ?」って進めてしまって、あとから「そうじゃない!」ってことにもなります。
だから、感情が入るやりとりや、解釈が複数ありそうな情報を渡すときは、文字ではなく音声チャットを使うようにしています。
ビジネスであっても、文字で感情のやりとりをするのは難易度が高いなぁ、と実感した次第です。
なので、報告とか資料のやりとりは文字で送って、打ち合わせや相談、トラブル時の対応などは音声でするようになりました。
ベストはやっぱり、直接会うことなんですが……これはコストが高いので、
・キックオフの時
・外に出せない、高レベルの機密資料を見る時
・ほんっとーにモメた時
に限ってするようにしています。
お互いの表情とか声のトーン、仕草などでやりとりする情報は、情報量が多いので。
なので、どのツールを使うのかを切り分けて考えれば、テレワークは(想像しているほどには)難しくないかなとおもいます。
慣れるまでは面倒ごとも多いですが、慣れちゃえば気にならないのかな、と。
移動コストとか出社コストがなくなるし、遠隔の人と仕事できるし、メリットのほうが大きいなぁと感じてます。